群れを成す獣の本能に逆らうように、

しかし彼の往く道はどこまでも枯渇した過酷なものに違いなかった。

今までもそうであったように。

希望を持つのは愚かな行為だ。

この世界では決して揺るがない事実である。

だがそんな愚かで哀れなしがない希望に、

彼が自らの命を掛けたこともまたひとつの事実だった。

そして今、こうして芽生えた希望の予感を背に、

彼はその逞しい身体を小さく丸めて、もう振り返る事も無く歩き続ける。

先ほどまで眼前に在った希望は、もう彼にとって背に置いてきた過去になっていた。

砂に足を取られながら、力強く、また孤独な世界へと戻って行く。

彼にとってそれはとても自然な行為だった。
















フュリオサが新たな“王”として君臨した水と緑の砦では、

イモータン・ジョーの支配から目を覚ませなかった

《狂信者》たちは《放浪者》となって砂漠に放たれた。

彼らは生きながらえていく術を持たない。

戦闘の中に身を置き、死に急ぐことを極限まで追い求めてきたウォー・ボーイズたちの

命に対する執着は、華々しく散り、名誉の死を遂げることにしか存在しない。

絶対的な権力と信頼を得たフュリオサの王国の前では、

残党が集まろうとも糧の無い彼らに奇襲を掛ける余力はなかった。

だから彼らは群れを抜け一匹となった《獣――マックス》に狙いを定めることにした。

彼らはまるでマックスの背後から一定の距離を保ち着いてくる影のようだった。

先の戦いで運良く形をとどめた車体を回収したマックスは、

修理と改造を続けながら、砂地を這うように進んでいった。

そうして何日かに一度、放浪者たちの奇襲に遭い、それをかわす。

その繰り返しだった。

彼はまるで《群れ成せぬ者》の務めのように、眠りの淵で悪夢にうなされながら、

手負いの猛獣のような警戒心を保ち、神経を研ぎ澄ませ続けなければならない。

だがある時、音も無く闇をうごめき近づく不吉の影に、彼は気付けなかった。

闇よりも暗く、深い場所に意識が入り込み、

もがいて抜け出そうにもその悪趣味な苦痛を伴う夢は、

足を掴んで彼を更なる深みまで引きずり込んで行く。

じっとりとしたタールのような汗が全身から吹き上がってくる。

だが彼はこの時、生涯で初めて、悪い夢の檻に閉じ込められて、現に戻って来れずにいた。

目と鼻の先には、主を失った怒りと悲しみに我を見失った男たちの鏃が迫っているというのに。

狭い運転席に身体をねじ込んだ獣は苦しそうにうんうんとうめき、

うまく呼吸さえできないのか、首を押さえてばりばりと掻きむしる。

――早く目覚めなければ!

乾いた空気に、チッ、と舌を打つ音がする。

砂の中から――正しくは車体の下から――まるで一匹のリスのようにすべりだしたそれは、

わざと大きな音を出し、車の上に飛び乗った。

ガン!

大きな音に、マックスは飛び起きる。

反射的に窓の外に向かって銃を構え打ち込む。

車の屋根の上に乗っている《何か》が、車体を激しく2回叩いた。

今すぐ車を出せ――そんな指示を仰ぐまでもない状況だが、

夢と現実の狭間さえままならないマックスには、実際にその合図が必要だった。

ぎゅらりと砂を巻き上げて、闇をめちゃくちゃに切り裂くように、

彼の車は放浪者たちを置き去りにしてゆく。

ベタ踏みしながら銃口で天井を叩けば、

分厚いボロ布を一部の隙もなく纏った顔面ガスマスクが、サルのように逆さに顔を出した。

もちろんマックスの銃口を向けられているが、動じていない。

グローブに覆われたひとさし指が、すっとハンドルを指す。

マックスは迷ったが、銃口を微かに振って「入れ」と指示した。

“ガスマスク”は実に器用に身体を使って、するりと助手席に滑り込む。

マックスはいつでも打てるように相手のこめかみに銃を構えながら、

“それ”は助手席からステアリングに手を伸ばし、正しい《道》を探してステアリングを切った。

そうして夜のぬるい風切り音だけが1時間ほど続いた。

砂漠の中に、ちらほらと岩肌が見え始める。

あの谷のような岩地にはほど遠いが、少し風に晒されれば日によっては岩盤が見えそうだ。

尖った岩を踏まぬよう器用に進路を操るハンドル裁きに、

彼は表情には決して出さずに感心していた。

一番高い岩でも3メートルほどである。

ある岩の正面にフロントを向けると、ガスマスクはマックスの膝を容赦なく押した。

銃口を首に押し当てて威嚇するが、ガスマスクはしきりに「踏め」と膝を押す。

躊躇っていたが覚悟を決めた――なかば諦めたマックスは、

岩壁に向かって突き進むだけと解っているにも関わらず、思い切りアクセルを踏み込んだ。

エンジンが唸りをあげる。

爆音をあげてマシンは大破せんがため突き進む。

眼前に岩が迫った途端、思いも寄らない突然の浮遊感と、遠心力を感じ、

マックスはあやうくフロントガラスに頭から突っ込むところだったが、

なんとか力を込めて耐えきった。

――ここは岩の――《根》?

岩と砂漠の間に隠された見えないスリットに、車が滑り込んだのだ。

隠れるには最適すぎる場所だった。

ガスマスクは――いつの間に!――車から降りて、

今しがた猛スピードで裂いた場所に、

丈夫な幌を繋ぎ合わせて作った覆いを括り付けている。

――なるほどこれで砂の侵入を防ぎながら、隠していたか。

広いスリットの隅にはスクラップメタルの山があった。

よくよく見れば一級品のカーパーツたちだ。

マックスは一瞬その光景に見とれ、思わず生唾を飲んだ。

ガスマスクはてきぱきと大切な仕事を済ませ、ようやくマックスの方を見た。

風で押し上げられた砂が徐々に覆いの上に集まって、外の光が失われてゆく。

ガスマスクが腰のバッグに手を入れたので、彼は緊張と威嚇をむき出しにしたが、

ガスマスクの人物は小さなランプを取り出すと、それを灯し、

また人差し指で進む方向を示した。

ずんずんと進んで行くガスマスクの後を、

マックスは慌てて武器袋を担いで慎重に追いかけた。

うねうねと下って行く道はどんどん細くなり、

これ以上狭くなっては屈強な肉体を持つマックスには到底通れないだろうと予想ができた。

だがそんな不安を打ち砕くように、ガスマスクが振り返る。

ランプの光は青白い光に吸い込まれほとんど役目をなくし、また腰のバッグに仕舞われた。

――これは――水の匂いだ。

そしてマックスは目を疑った。

昔は深い谷底の渓谷として容赦のない川が君臨していたであろう、壮大な大地の裂け目が、

目の前に広がって、《この場所》は巧みな確率を持ってして、

地上からは見事な死角になっている。

だが――まるで厳かにえぐり取られたようなこの場所は、

老いてもなおとろとろと湧き出る小さな小さな泉によって、

細々とした名も知らぬ植物と苔を育んでいた。

土壌には少しばかりの作物と果樹が存在していた。

老人たちが好んで口にする、喪われた箱庭のようだった。

月明かりの冷たい光が、スクリーンのように大地の裂け目に反射して、

この場所をほんのりと明るく照らしていた。

さらに岩の削り取られたようなくぼみに、先ほどの幌に似た幕が掛かっていて、

ガスマスクは随分と無警戒な仕草でマックスを手招きした。

未だ強い緊張を張り付けたまま、マックスはふんふんと鼻を鳴らしながら、

にじり寄るようにして幕をくぐった。

天井と呼ぶべきであろう岩肌は少し低かったので、

マックスは背を丸めて、でもやはり銃口をガスマスクに向けたままだった。

するとようやく、ガスマスクの身長が天井にかろうじて頭をぶつけない程度に

小柄だということに気が付いた。

――おまえ、観察眼をまだ夢のなかに置いて来たのか?

分厚く着込んだボロ布からは肌の露出が一切見えないため、おそらく子供か――いや違う。

――女だ。

グローブを脱ぎ、分厚い装束をはぎ取ると、細い指が慣れた手付きで首元の革ベルトを緩める。

ガスマスクは役目を終えた。

首を振るとマスクから長い髪が零れ落ちる。

それをいつ見たのかも覚えていないが、古の書物に描かれていた壁画の猫のようだった。

力強い瞳が真っ直ぐ彼の目を見つめている。

マックスは理性の忠告の声が遠のいて行くままに、最後には構えていた銃をおさめた。


「…なぜだ」

「フュリオサ」


そう言って女は彼に赤いりんごを投げた。

フュリオサ《を助けてくれたから》なのか

フュリオサ《が助けてやれと言った》のか――

マックスは少し考えるようなそぶりを見せたが、だた、彼はすでに納得していた。

何か口の奥でぶつぶつと呟きながら、何度か小さく頷いて、

りんごをそっと掲げ、それを返事とした。






ほこらの外の芝の上で、ふたりは離れて座り、

一見なんの表情もない向かいの岩肌を見つめながら、りんごを齧った。

少し皮肉に思えたが、でも存在はしていたのだ――《緑の地》とやらは。

地というにはあまりにもこじんまりと、小さく、砦の上の庭園のようなものではあったが。

ここはより自然なものに思えた。

女は――時折あどけない表情をするせいか、若く見える。

マックスが目の端で観察し始めると、女は席を立ち、

ほこらの奥からなにかを抱えてきて、今度は彼の隣に腰を下ろすと、

手に持っていた大きな瓶の蓋を開け中身を取るよう彼に勧めた。

種類も様々な砂漠トカゲの薫製が入っていた。

彼は明らかに顔色を変えて、慎重に匂いを嗅ぐと、ぐいっと女の口にそれを突っ込んだ。

静かに驚いたままひとくちかじってみせると、

毒ではないと判断したのか、夢中でそれを口にした。

マックスが噛み砕いたものを喉の奥におしやる姿を、

女も口をもぐもぐやりながら不思議そうにじっと見つめていた。






マックスがその獣然とした警戒心を装って、ほこらの外でうとうとやりだした途端、

裂け目を通り抜ける風の調子がどういう訳か大きく変わった。

すると夜着に着替えた女が慌てて駆け寄り、抵抗する彼の腕を諦めず何度も引っ張った。

おそらく地上で砂の気が変わったのだ。

こうなると天候は荒れに荒れる。

すでに霜が降りても不思議はないほど、辺りの空気は冷え始めている。

――着替えの途中なのか?

そんな薄着でとマックスはイライラと諦めたように従った。

そうでもしなければこの女こそ風邪をひいてしまう。

渋々ほこらの中に入ると、火が焚かれ、嘘のように温かかった。

幌をしっかりと締めれば立派なものだった。

女はまるでおとぎ話の従順な妻のように、マックスのジャケットに手を添え、

するりと脱がせ彼から遠くない場所に掛けた。

優しい焚き火の明かりが、楽しそうに揺れている。

それがまた少し物悲しい気分を齎すことにも、なぜかマックスは安堵を覚えた。


「……マックス」


ぽつりと漏らした何の脈絡もない暗号のような自己紹介を、彼女はちゃんと理解していた。


…」


くすんではいたが、かつて色鮮やかであったことがよく伺える立派な毛織りの毛布を抱え、

半分をマックスの肩に掛けてやる。


「マックス」


は彼の名を呼び、とても小さく、けれども嬉しそうに微笑んだ。















もかつては砦の人間だった。

それもあの――哀しき妻たちのうちの一人であった。

涼やかで神秘的な美貌を持ちながら、荒れ地に培われた逞しさを持つ生意気な少女は、

年端も行かぬうちからジョーに目をつけられていた。

幼い頃からの身のこなしには定評があった。

男どもに混ざって、フュリオサの《しごき》にも何度か進んで参加している。

ジョーへ忠誠心がさせたことではない。

女であろうが独りで生きていくには、暴力を利用し、交わす力が必要なのだ。

フュリオサとは、言葉にせずともそれをよく理解していた。

しかしそんな努力も虚しく《雌》としてジョーに囲われてしまう。

16の若さで種付けされたは、受胎したものの、それは流産に終わった。

憎い男の血を継ぐ我が子とは言え、受けたショックは大きく、は喋ることを止めた。

彼女の持って生まれた、昔から音も気配も無くするりとどこかへ消えてしまう、

そのしなやかな能力を使って《群れ抜け》をする発想に辿り着くのも時間の問題だった。

逃亡の晩、フュリオサはその気配に気付いていながら、

そっと見て見ぬふりをしてくれたのだった。

命を掛けた無謀なゲームはに、孤独な自由を与え賜うた。







長い夜を3つほど掛けて、はそんなことを、

途切れ途切れに、呟くように、マックスに話して聞かせた。

あの晩以来、地上は年に数回突発的に起こる《砂嵐の梅雨》のせいで大荒れだった。

大地の裂け目には風と寒さ以外、大きな影響はなかったが、

とても外に出られる状況ではない。

はマックスを助け、ここへ連れて来た。

当然追い出すこともしなかった。


「喋るの、は、苦手」


は恥ずかしそうに俯いた。


「でも、マックスと話すの、嫌じゃない」


それは純粋で屈託のない笑顔だった。


「あったかくなる」


彼女は自分の透く通る白い胸に、そっと手をあてて言う。

この暴力の世界に似つかわしくないほど柔らかな心を持った目の前の生き物に、

マックスは愛しさと怒りを綯い交ぜにしたような胸の苦しさにさいなまれ、

彼もまた己の感情を持て余していた。

一枚しかない毛布を分け合った最初の晩、

人生で初めて「こうすることで安堵が得られる」と知ったは、

マックスの腕にすがりつき、よく眠った。

眠ると死んだ者たちの夢を見るマックスでさえ、この夜の眠りは不思議なほど守られていた。

次の晩、彼は腕をあけわたし、を脇に入れてやった。

そして3度目の晩、彼は少女の身体を守るように、抱きしめていた。

日の射さない日中は、が収集しているお宝の山から、いくつかパーツを貰い受け、

ひたすら新たな愛車を改造した。

もそれを手伝った。

そしてマックスがぽつぽつと言葉を掛けてやるようになると、

も少しずつ話をするようになった。






「アレ、は――なんだったのかな」


りんごを火で煮詰めながら、がとりとめもない会話の端をそっと彼にさしむける。


「ジョー…は、うえに乗って、つぶした。

 手で胸、を、なんどもつぶして、ペニス、で股を裂いた。

 ぜんぶが、痛かった――アレ、がふつう?」

「いや。普通じゃない」


マックスはりんごを齧りながら、当然と否定した。


「お前知らないのか?」

「しらない。

 でも、マックス、と、してみたい」


打算も恥じらいもそこにはなかった。

マックスは狼狽えた。

と同時に、そんな突飛な申し出は、まるで子供染みていた。

可愛らしいとさえ思って、困ったように目を伏せた。


「そのうちな」

「約束」


マックスは笑って、そしてもうなにも言わなかった。







6度目の晩、彼は夜明け前、圧迫された股間の痛みで目が覚めた。

よく眠っているを起こさぬよう慎重にほこらから這い出る。

勃起していた。

少し触れればたちまちに、腰から全身に快感が走る。

膝をつき、喉の奥でうめき声を押し殺す。

彼は射精しながら、これ以上抗えないことを理解した。

排出した精液がの姿を思わせる白い花に付着している。

居たたまれず、己へ怒りも覚えた。

彼は花をむしりとると、谷に投げ棄てた。







が目覚めた時、一週間続いていた嵐の音は無かった。

嫌な予感がして飛び起き、辺りを見回した。

だがやはり、マックスの姿は無かった。

彼が消したであろう隣の火は、また燻って温かい。

は麻袋を引っ掴むと、ほこらの奥から武器と、水と、保存食、

そしてあの毛織り毛布を詰め込んで、驚きべき速さで駆け出した。







マックスが幌を取り外すと、たまりに溜まっていた砂がスリットに流れ込んできた。

避けたものの、頭から水と被った犬のように、頭を振って砂をはらう。

愛車に乗り込み、エンジンに火を入れると、モンスターは唸りをあげて急坂を駆け上る。

少し先で停車させ、スリットの幌をもとに戻そうと戻ると、肩で息をするが彼を見上げていた。

――出来ることならこのまま会わずに行きたかった。

――本当に?嘘付け!

頭に響くいくつもの声を振り払うように首を振ると、マックスは手を伸ばし、

重たい荷物を担いだを地上に引き上げてやった。

は何も問わなかった。

身体の何倍も重い麻袋を、マックスの前に押し付けた。

袋の中身を確認するまでもなかったが、そこに入っていた毛織り毛布を見て、

マックスの顔色は明らかに厳しくなった。

持っていけないと突き返される前に、は言った。


「マックスが持ってて」


しばしの沈黙の中、彼はその言葉を受け止めようとしていたが、

彼女の目は交渉の余地がないことを語っていた。

マックスは袋を持ち上げ、甘んじてその申し出を受け入れた。

後部座席にそれらを放り込むと、もう一度振り返りはしたが、

車に乗り込むと、断ち切るように走り出した。

サイドミラーに映るの姿が、どんどん小さくなってゆく。

毅然と立っている――バカか?そうじゃない!

よく見ろ彼女は!

遠く砂漠に吸い込まれてゆく車を見送りながら、は突然の悲しみに泣いた。

涙が溢れ視界が揺れる。

ぼろぼろと零れ落ちて、止まらない。

背を向けて去ろうとした――その時。

微かに聴こえていたエンジン音が、ぴたっと止んだ。

はじかれたように振り返る。

は何も考えず、走り出していた。

砂に足を取られながら、必死に足を動かした。

彼が見える。

車を降りると、同じようにこちらに向かって二歩、三歩と歩み寄る。

マックスは腕の中に飛び込んで来た少女を軽々とすくいあげると、力一杯抱きしめた。


「悪かった――


呻くように呟かれた言葉に、は首を振った。

まるで二度と置いて行かれまいとするように、マックスの首にしっかりと腕を回し顔をうずめる。

抱きしめた女の香りを、肺いっぱいに吸い込むと、彼の覚悟は決まった。

壊れ物でも扱うようにを助手席に座らせる。

マックスは膝をつき、表情を読み取ろうと、不安げに彼女を見上げる。

ごつごつとした手を慎重に伸ばし、の柔らかな頬に不器用に触れる。

彼女の指先が、彼の手に触れる。

が微笑むと、マックスは安堵した。

男は女の額にひとつキスを落とすと、V8エンジンをかき鳴らし、再び砂漠を走り出した。




















































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さみしい獣が、また違うさみしさを持つ獣を見つけて、

よりそったら温かいねって、くっついてるイメージ。

(ペットがペットを拾う、とでも言うべきか…)

離れたら死んじゃうんだから、一緒にいなさい。

20150811 呱々音